エフ流言研究室

自称詩人・流言研究家・IT Editorが自由気ままに書き綴る。

詩論

 詩論というものを真剣に読んだことがない。詩集は何冊か読んだことがある。好きな日本の詩人は、木下杢太郎、萩原朔太郎。詩人としては認識されていないかもしれないが、辻仁成さんは詩人としても好きである。

 子どもの頃は、ヘルマン・ヘッセ宮沢賢治堀口大學の訳詩を好んで読んでいた。最近はニーチェの詩集も時々読んでいる。また、尾崎豊の「白紙の散乱」も好きである。

 昔から詩を創作していることもあり、詩とは何かをライフワークのように考えてきたが、しっかりとまとめてみたことがない。自分の詩論をまとめてみたいという欲求に駆られて、最近読み始めたのがオクタビオ・パスの「弓と竪琴」である。そこで気付いたのは、ポエジーと詩とは別物であるということである。詩という形式をとらなくても、ポエジーを実体化することは可能であり、日々、私たちが生み出すアウトプットはポエジーの実体化したものである可能性があるということなのだ。

 そのように考えると仕事も生活も、自分で生み出すという行為が尊く、楽しいことに思えてくる。人生は楽しく、長い創作の過程なのだ。

弓と竪琴 (岩波文庫)