エフ流言研究室

自称詩人・流言研究家・IT Editorが自由気ままに書き綴る。

五足の靴

 紀行文というものについて、私は芥川龍之介と木下杢太郎が書いたものしか読んだことがない。本書、『五足の靴』は、与謝野鉄幹、平野萬里、北原白秋吉井勇、太田正雄(木下杢太郎)によって、書かれた紀行文である。

 特に好きなのは「(二十三)柳河」「(二十六)西京」あたり。詩人たちの若き感性を感じることができる。詩人として、同志と旅することができたら、何と素晴らしいことだろうかと、しみじみ夜中に読んでみると、夢で詩人の旅の破片を拾うことができるかもしれない。

五足の靴 (岩波文庫)