2020-09-11 流星群の夜 エッセイ 日々の破片 ある夏の日、北軽井沢。 夜中に布を敷いて寝転び、満点の星空を見上げる。 流星群を眺めながら、願い事を連発する。 欲張りな私はその内、幾つの夢を叶えられたであろうか。 絵に描いたような青春の場面は今でも私の宝物である。 隣にいた君は、あいつは、皆幸せでありますように。 偽善じみた願いであると笑われても素直に優しくなれるのだ。 大自然の神秘の前で人は優しくなれるのだ。