読書カテゴライズ(3)叙情的な読書
幼い頃から、詩を創作している。そして、恥ずかし気もなく、私は詩の創作という事実、趣味を公言している。過去にはHPで作品を公開していたが、今は非公開としている。
そんな詩の創作に繋がる読書を、私は叙情的な読書と呼んでいる。つまり、詩情を搔き立てるような本を読むことである。
私にとって、詩情を搔き立てる本の条件は文章が美しいことであり、感情を良い意味で乱してくれるということであり、自分の記憶を引き出してくれるといったことだ。
時々、思いがけず学術書の中で詩情を搔き立てる表現に出会ったりすることもある。
そういった意味では全ての読書は叙情的な読書となる可能性があると言える。
<当該カテゴリーのお薦め本>
・辻仁成さんの作品(私の憧れの人・詩は勿論、小説にも詩情を感じる)
・藤原伊織さんの作品(ハードボイルド作品が多いが文章が上品で美しい)
・寺田寅彦さんのエッセイ(文章が美しい)
・テニスンの詩(インメモリアル・イノックアーデン)(入江直祐さんの翻訳は韻が美しい)