四条エイジ随筆選

詩人・流言研究家・IT Editor・ITコンサルタント・コンプライアンスオフィサーが自由気ままに書き綴る随筆選。

家では走り回らないこと

 生まれてから、今まで一軒家に住んだことがない。ずっと、マンションである。転勤族で、西は三重県、北は宮城県に住んだことがある。子供の頃から、マンション暮らしであるため、騒音に関しては、親から注意を受けた。そのため、家では走り回ったりしない。これは常識、マナーとして幼い頃から私に植え付けられている。

 現在、私の住むマンションの上階では、どうやら子供が走り回っているらしい。正直、勘弁してほしい。ところが、私の家の上階に子供はいない。高齢の方が住んでいるはずだ。では、何故か?孫でも遊びにきているのか?確認したところ、それもどうやら違うらしい。事実は、2つ上の階の部屋で子供が暴れまわっているということであった。毎日、決まった時間に騒音を立てる。間接的に既に何回か注意しているのだが、一旦改善しても、1か月経つとまた、騒音を出すの繰り返しである。

 コロナ禍で在宅勤務が増えて、昼間の騒音は困る。夜のリラックスしたい時間の騒音も困る。朝の気合を入れる時間の騒音も困る。生憎、子供が走り回ることに対して、寛容になれるほど、人間性が優れていない私は、無駄に自己嫌悪と騒音のストレスに神経をすり減らしている。