四条エイジ随筆選

詩人・流言研究家・IT Editor・ITコンサルタント・コンプライアンスオフィサーが自由気ままに書き綴る随筆選。

所属変われば立場変わる

 会社という組織の中で、所属する部門が変われば自分の立ち位置も変わる。私は、大学卒業以来、某IT企業に勤めている。転職の経験はない。私は新人の頃、とある現場部門にいて、その後、某有名企業に出向し、また現場に戻ってきて、週の半分は客先にいた。その後、真逆の本社管理部門(経営企画)に長く在籍して、ある日突然、全く違う分野の現場に異動し、一旦、本社に戻った後、また、客先(某有名企業)に常駐している。転職経験はないが、出向やら客先常駐やら、管理部門やらと、他の同期に比べれば、波乱万丈な職務経験と言えるかもしれない。

 そんな多岐に渡る部門、業務、プロジェクトに参画した経験から学んだことは、所属するユニット(部門、グループ、チーム)によって、自分の立場が変わるということだ。これは、肩書や職務による立場の変化という意味ではない。チームのまとめ役、ムードメーカー、サポーター、ご意見番いじられキャラ、異端児、問題児、等、ユニット内の人間関係で大きく変わってくる。果たして自分の立場はどれに該当するのか?それは自分が望む立ち位置なのか?等、自問しながら、目指す立場に収まるべく、努力することが大切なのではないかと考えている。