2021-02-18 不可域に思う エッセイ 日々の破片 自分の力が及ばないところで物事が決まり、そのレールの上に載せられる。別れや出会いが強制されて、いつだって心が落ち着かない。時々、どうしようもないくらいの無力感に苛まれて、贅沢な絶望感を味わう。涙なんて許される年齢でもないから、隠れて涙する。強く生きるだけの経験値と覚悟は心の奥に備えているが、それでも想定外の出来事に途方に暮れる日もある。次々と壁が立ちはだかる。もっと強くなりたい。