エフ流言研究室

自称詩人・流言研究家・IT Editorが自由気ままに書き綴る。

10年前(3.11)

 2011年3月11日14時46分。その時、私は都内某所、本社のあるビル最上階でデスクワークをしていた。その日は、仕事の繁忙期でなかったため、わりとゆったりと仕事していた。地震発生時、不在者の座席のキャスター付きの椅子が激しく動き。立っていられないくらい激しく揺れた。人によっては机の上に置いた書類が雪崩を起こしたり、デスクトップPCのモニターが倒れそうになっていた。危険を感じた私は足元にあった防災袋からヘルメットを取り出して被った。

 その日、電車は止まり。歩いて帰るという選択肢もあったが、当時、私は本社から約42キロの場所に住んでいた。フルマラソン相当の道のりを夜通しかけて帰る気力がなかったため、会社に残ることにした。会社には記憶では、恐らく300~500人くらいの社員が、残っていたはずである。すぐに総務部や社員食堂のスタッフが機転を利かせて、夕飯を準備・調達してくれた。私は当時、経営企画部門に所属しており、同じ管理部門の社員として、総務部や人事部を手伝って、残っている社員に夕飯を配ったりした。テレビやネットで情報を収集しつつ、不安な夜をほぼ眠らずに過ごしたのを覚えている。

 すぐに実家に連絡をとろうとしたが、電話(まだガラケーを使っていた)が全く通じなかった。当時の彼女(現在のパートナー)の所在と無事は確認できていたため、その点だけは安心できた。被災地ではなかったが、実家と自分の家が無事であるかが不安であった。