四条エイジ随筆選

詩人・流言研究家・IT Editor・ITコンサルタント・コンプライアンスオフィサーが自由気ままに書き綴る随筆選。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

五足の靴

紀行文というものについて、私は芥川龍之介と木下杢太郎が書いたものしか読んだことがない。本書、『五足の靴』は、与謝野鉄幹、平野萬里、北原白秋、吉井勇、太田正雄(木下杢太郎)によって、書かれた紀行文である。 特に好きなのは「(二十三)柳河」「(…

反面教師

全ての出来事から学ぶことはある。自分が他人から受けた辛い仕打ちや態度から、自分は同じ過ちを他人にはしまいと学ぶ。反面教師。付き合いにくい人物との出会いは学びのチャンスでもある。これから出会うであろう全ての人から、私は学び、人には優しくあり…

流言の名著

流言について学ぶにあたり、幾つか名著と言われている書籍がある。 その一つがタモツ・シブタニ著の『流言と社会』。 豊富な事例が提示されており読み応えがある。 1965年の本で、1985年に日本語に翻訳されている。 しかし、内容は全く古くない。 流言研究を…

分析力

大概、何かを分析する際には数値を用いる。 数値化されていなければ、数値化することで分析を可能にする。 私は高校時代文系であったが、大学時代は政治経済学部であった関係で初歩的な統計分析の知識が必要であった。 社会人になって、暫くは分析するような…