四条エイジ随筆選

詩人・流言研究家・IT Editor・ITコンサルタント・コンプライアンスオフィサーが自由気ままに書き綴る随筆選。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

職業に貴賎なし

訳あって、自分の仕事に関して、自分自身を振り返っている。所謂、自己分析に近いかもしれない。自分の仕事におけるポリシーは何か?これは人生観ともリンクする。きっかけが無ければ、なかなか自分の仕事観、職業観を考えてみる機会はない。 基本的には、仕…

ブックカバーコレクター

ブックカバーが好きだ。本を買った時に付けてくれる紙のブックカバーではない。本革や帆布素材のブックカバーだ。常に10冊程度を平行読みしているのだが、新書サイズと文庫サイズのものについては必ず本革のブックカバーを付けて読んでいる。本革は使い続け…

次の季節へ

正に冬真っ只中。1月の風は冷たい。ベランダのブルーベリーはほとんど葉を落としてしまったが、枝の先には春に向けて芽が少しづつ大きくなってきている。常に1つ先の季節はその存在を静かに誇示している。小さな変化に気付ける感性を常に持っていたいものだ…

所属変われば立場変わる

会社という組織の中で、所属する部門が変われば自分の立ち位置も変わる。私は、大学卒業以来、某IT企業に勤めている。転職の経験はない。私は新人の頃、とある現場部門にいて、その後、某有名企業に出向し、また現場に戻ってきて、週の半分は客先にいた。そ…

藤原伊織さん

藤原伊織さんは、1996年に「テロリストのパラソル」で直木賞を受賞した。私が最も敬愛する作家である。私と共通の知人もいるが、直接の面識はなかった。2007年に亡くなられたのが残念でならない。 藤原さんの作品の素晴らしさは、ストーリーの良さもあるが、…

隙間風の来訪

緊急事態宣言が出て、街の静寂は早く訪れるようになった。車通りも普段より若干少ないように感じる。もしも、私が独りぼっちならば、孤独と不安に怯えているであろう。こんな時は、家族(パートナー)に感謝したくなる。今夜は時々突風が吹き抜けて、玄関ドア…

家では走り回らないこと

生まれてから、今まで一軒家に住んだことがない。ずっと、マンションである。転勤族で、西は三重県、北は宮城県に住んだことがある。子供の頃から、マンション暮らしであるため、騒音に関しては、親から注意を受けた。そのため、家では走り回ったりしない。…

仕事量とその対価

仕事はこなした量に比例して対価である給料を貰えるわけではない。そこには、質という要素が介在する。また、所属する組織・会社全体の収益に応じて、対価は変動する。残念ながら、努力した分だけの対価が貰えるような単純な世の中ではない。しかし、諦めて…

衛生管理

貝原益軒の養生訓は、江戸時代に流行った健康本である。養生訓の中では、身の周りの環境を清潔に保つこと、掃除することの重要性を掲げている。また、養生訓では、掃除をすることは、良い運動になるし、心を落ち着かせる効果もあるとも言っている。 先月、我…

事実に立ち向かう

事実とは人によっては違う様相を見せる。人によって、何が事実であるかは異なる。オルタナティブファクトだ。全てがオルタナティブであるとすれば、真の純粋な意味での事実とは何かということになる。不本意であるが、多くの人が事実と認める事を事実である…

天邪鬼が流行に乗る

2020年から始まって、今も私は在宅勤務を続けている。昨年、ほぼ毎日出社したのは、1月と6月のみ。在宅勤務中、本当に集中力を要する調査や資料作成時と、オンライン会議の時以外は、ラジオを小音量で聴きながら仕事をしている。その影響で、2020年のヒット…

真夜中にシサク

真夜中、眠りつくまで、文章を書き綴っている。特に生産的で希望溢れる言葉を紡ぎ出せるわけではない。思いつくままに唯書き綴って、脈略の有るような無いような、責任の伴わない文章を書くことは実に楽しい。普段、仕事においては、目的に即した伝わる論理…

流言研究

2018年のこと。ふと、思い立って「流言」や「デマ」「うわさ」について、詳しく知りたくなり、関連する書籍を読み漁るようになった。 きっかけは思い出せない。ただ、ふと思い立ってという表現がしっくりくる。 そして、2020年、コロナ禍において、「トイレ…