四条エイジ随筆選

詩人・流言研究家・IT Editor・ITコンサルタント・コンプライアンスオフィサーが自由気ままに書き綴る随筆選。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

激務の定義

忙しさの感じ方や定義は難しい。ある人にとって月40時間の残業は少ないと感じるし、ある人にとっては非常に多く辛いと感じるかもしれない。また、やるべきタスクが3つ以上平行してあるという状態が普通と感じる人と多忙過ぎであると感じる人がいて、単純に仕…

尖る

良い意味で空気を読めるようになった。そして、悪い意味で空気を読むようになった。誰かに媚びてしまうことに嫌気がさす。誰かが好みそうな発言をして、選択をして。自分の想いや考えを犠牲にしている。まだまだ尖っていたい。だから、まだまだ嫌われる心構…

不可域に思う

自分の力が及ばないところで物事が決まり、そのレールの上に載せられる。別れや出会いが強制されて、いつだって心が落ち着かない。時々、どうしようもないくらいの無力感に苛まれて、贅沢な絶望感を味わう。涙なんて許される年齢でもないから、隠れて涙する…

災害の度に

災害が起きる。そして、またデマが流れる。災害時のデマは生命や財産の損失に影響を与える可能性がある危険なものだ。デマを流す者、中継する者に悪意はないかもしれない。(むしろ正義感から情報を拡散させる)しかし、安易に情報を拡散してはならない。そ…

オカルト

私はオカルト的な事象をある意味信じてはいない。しかし、否定しようとは思わない。人知の及ばない領域で何かが起きている可能性があるからだ。オカルティズムは科学の範疇に入る可能性を秘めている。私はオカルト、特に幽霊系の話が好きだ。今のところ出版…

ヒヨドリと見つめ合う

ある晴れた午前、ベランダにやってきた君は僕と見つめ合う。 暫くして慌てて、飛び立つ君の名前を僕は知らない。 でも、噂で聞いたところによれば、君はヒヨドリという生物学的名前を持っているらしい。 「ドリ」が生物学的分類の「鳥類」を意味するならば、…

伊東の景色と共に

情景が広がる。言葉の奏でるリズムと共に。 木下杢太郎は私が敬愛する詩人の1人である。 数年前、当時名前さえ知らなかった「木下杢太郎」の詩集を私は手に取った。 その数週間後、結婚後、初めて旅行に行った伊東で、木下杢太郎記念館を訪れた。 伊東の美し…

春がくれば

書斎から春の景色を見ながら、仕事ができれば最高だ。 春の空気、音、香り。 月曜からの仕事のモチベーションに季節を持ち込める。 在宅勤務の醍醐味なのかもしれない。