仕事で成長
啓蒙的な道徳的な綺麗ごとを書きたいのではない。しかし、仕事を通じて自分の能力を強化し、成長することができたら、それは非常に幸福なことである。
私はIT関連の仕事をしているが、所謂プログラマーではない。機密扱いの情報もあり、詳しく仕事内容を説明することはできないが、SE、ITコンサルタントに近い仕事であるといえる。私は自分の職業を「IT Editor」と名乗っている。
私の仕事において、最低限のIT知識は必要だが、それ以上に文章力が求められる。あらゆるシステムのユーザーもメンテナンスする運用担当者も、サービスを提供する企業も、人間である。日本のシステムであれば、主にステークホルダーは日本人ということになる。つまり日本語力が重要となってくる。
日本語力とは定義し難いが、ビジネスにおいては、いかに読者に理解してもらえるかが大切である。理解してもうらうことに重点を置くと、文章が無機質になりがちである。しかし、不思議なことにビジネス文書においても、書いた人間の個性が滲み出てくる。だからこそ、例えビジネス文書であっても、1つの作品であると私は考えている。
仕事も自己表現の場であり、仕事を通じて自分を表現している。つまり、仕事を通じて人生を表現しているのだ。そして、仕事を通じて成長しているのだ。