四条エイジ随筆選

詩人・流言研究家・IT Editor・ITコンサルタント・コンプライアンスオフィサーが自由気ままに書き綴る随筆選。

流言研究

2018年のこと。ふと、思い立って「流言」や「デマ」「うわさ」について、詳しく知りたくなり、関連する書籍を読み漁るようになった。

きっかけは思い出せない。ただ、ふと思い立ってという表現がしっくりくる。

そして、2020年、コロナ禍において、「トイレットペーパー騒動」が発生した。

これはデマが作り出した騒動。改めて、デマの恐ろしさを知り、益々、デマや流言について知りたくなった。

しかし、「デマ」と「流言」と「うわさ」は似ているが、厳密には意味が異なる。

その定義は研究者、書籍によって微妙に異なっている。

なお、私は以下のように定義している。

・うわさ=確度が低い(根拠が不明確な)情報

・流言=うわさの内(真実・虚偽に関係なく)、社会的影響を及ぼすもの

・デマ=うわさの内、事実と異なるもの

・ゴシップ=うわさの内(真実・虚偽に関係なく)、影響範囲が個人レベル(但し、対象が著名人の場合は個人レベルに留まらない場合がある)に限られているもの

この他にも「フェイクニュース」「誤報」「プロパガンダ」「陰謀論」「都市伝説」等、流言研究を進める上で深く考えなければならない概念、事象はある。

しっかりと、あくまで趣味の範囲ではあるが、論文(もしくはレポート)という形でまとめてみたいと考えている。

このブログではその思考の断片を時々、書いていけたらと考えている。