四条エイジ随筆選

詩人・流言研究家・IT Editor・ITコンサルタント・コンプライアンスオフィサーが自由気ままに書き綴る随筆選。

情報に関するポリシーと職業

 世の中にある情報の中で最も重要なものは、「生命に関わる情報」である。そして、次に重要なのは「財産に関わる情報」である。私はそのように考えている。この考え方は大学生の頃から変わらない一貫した私の考え方だ。

 そのようなポリシーを持っていたので、仕事も生命や財産に関わる職業に就きたいと考えていた。生命と言えば、直接的に関係するのは医療関係の仕事だ。しかし、私の性格的な素養から、医学の道には踏み込めなかった。そして、次に考えたのが財産に関わる仕事。直接的に関係するのは金融関係の仕事だ。就職活動の際、私は政治経済学部であったことから、金融分野への就職は比較的容易であった。事実、私は某銀行2行から内定を頂いた。しかし、IT企業の方が将来性とあらゆる業界に通じる汎用性があると判断し、IT企業に就職した。

 事実IT分野はあらゆる業界に関連していて、やりがいがある。そして、紆余曲折の末、現在は金融分野のプロジェクトを担当している。「財産に関わる情報」に関する仕事ができているという意味では、私の情報に関するポリシーに即した仕事を職業としているといえる。これは幸福なことだ。

 今後、暫くは金融分野のプロジェクトを担当していきたいが、コンプライアンス遵守や流言(誤情報・悪意のある情報)対策に関わる分野に個人的には興味があるため、そういった仕事に何かしらの形で関わることができたら更に幸福であると私は考えている。