四条エイジ随筆選

詩人・流言研究家・IT Editor・ITコンサルタント・コンプライアンスオフィサーが自由気ままに書き綴る随筆選。

事実に立ち向かう

 事実とは人によっては違う様相を見せる。人によって、何が事実であるかは異なる。オルタナティブファクトだ。全てがオルタナティブであるとすれば、真の純粋な意味での事実とは何かということになる。不本意であるが、多くの人が事実と認める事を事実であると定義するならば、明らかに事実と異なることでも事実となり得るということだ。色々と考えると全てが虚構であり、幻であるという厭世的な絶望感に襲われそうになるが、逃げてはいけない。

 例え、自分の軸で見た時に、己の正義に反する事が事実として、自分の前に立ちはだかっても冷静に考えることだ。柔軟に、でも、自分の真の軸はブレさせないで、立ち向かうのだ。これは戦うということではない。障壁や課題をいかにして克服するかということだ。