四条エイジ随筆選

詩人・流言研究家・IT Editor・ITコンサルタント・コンプライアンスオフィサーが自由気ままに書き綴る随筆選。

会議を壊す者

会議において、場の雰囲気を壊したり、自分中心に持っていく人に遭遇すると、心底気分が落ち込む。 和をもって協力し、課題解決に向けて全力でぶつかり合う会議なら良いが、会議を壊す者は、自己中心的に会議のイニシアティブを掌握しようとしてくる。 私は…

在宅勤務とトレーニング

在宅勤務の影響で筋力が低下した気がする。 しなやかに強靭な身体にするためにトレーニングを続ける必要がありそうだ。 筋力というよりは関節の可動域であったり、持久力であったり、柔軟な動きを可能にすることに重点を置いたら、筋トレというよりも、スト…

日々紅葉のブルーベリー

ベランダのブルーベリーの木が赤く紅葉し始めている。 1枚1枚、日々赤くなり、夕焼けの色を真似しているようである。 やがて、葉が落ちて、春に向けて新芽が黄緑の希望を描き出すであろう。

クリスマスの飾り

幼い頃、実家では季節のイベントに応じた飾り付けを多少していた。 例えば、クリスマスツリー。 一人暮らししていた頃も、ささやかだが、クリスマスっぽい飾り付けをしていた。 そして、結婚後もクリスマスの置物を玄関に飾ったり、小さなガラスのクリスマス…

興味の喪失

何かに興味を持っても、ふと全く興味を失う瞬間がある。 これはコントロールできない人の性質の1つである。 興味を失った物事に対しては距離を置くことでまた興味を回復させることができる可能性がある。 対象の物事に対して、何か義務があるならば、いずれ…

仕事で成長

啓蒙的な道徳的な綺麗ごとを書きたいのではない。しかし、仕事を通じて自分の能力を強化し、成長することができたら、それは非常に幸福なことである。 私はIT関連の仕事をしているが、所謂プログラマーではない。機密扱いの情報もあり、詳しく仕事内容を説明…

読書カテゴライズ(6)自己啓発的な読書

自己啓発とは、自発的に自分自身の成長を図ることである。自分自身の成長とは、知的な成長や精神的な成長である。困難にぶつかり、悩み苦しむ時、生き延びるためには、成長が必要である。 本はそんな成長に大きく寄与する。肉体的な成長には運動。精神的な成…

読書カテゴライズ(5)娯楽としての読書

何の為に読書するのか。大半の人が楽しむために本を読むのだろう。 想像力を膨らませ、世界を脳内に展開させる。文字情報からオリジナルの世界を想像(もしくは創造)する。これは人間、しかも識字を前提とした人間の特権である。 私は小説をあまり読まない…

読書カテゴライズ(4)知的好奇心からの読書

大抵の人間には知識欲というものがある。物事を知りたいという欲求は生物界においては人間特有のものだろう。知識というと、どうしても勉強と同義と捉えがちだが、所謂お勉強だけが知識ではない。自分が興味を持った事物に対して、知りたいと思えば、それが…

読書カテゴライズ(3)叙情的な読書

幼い頃から、詩を創作している。そして、恥ずかし気もなく、私は詩の創作という事実、趣味を公言している。過去にはHPで作品を公開していたが、今は非公開としている。 そんな詩の創作に繋がる読書を、私は叙情的な読書と呼んでいる。つまり、詩情を搔き立て…

読書カテゴライズ(2)ライフワークとしての読書

現在の私のライフワークは「流言研究」である。 世の中に度々出現しては消えるデマ・フェイクニュースに伴う風評被害やパニックに興味を持つようになり、関連する書籍を読み漁っている。 ライフワークとしての読書において、目的は研究であるから、最終的に…

読書カテゴライズ(1)5分類

私の趣味は読書。趣味というよりは生活の一部であると言える。 大体10冊程度を同時進行で読んでいて、常に飽きないようにと工夫している。 多い時で年間100冊程度。決して読むスピードは早くない。むしろ遅い。 私の読書の傾向について、カテゴリーしてみた…

コントラスト咲き

金木犀が散った後、遅れて数輪小さく咲いた。 香りは無いが、茶色く縮んだ先輩達の中、存在感を示している。 闇あって、光あり。カスミソウあって、薔薇あり。 群衆の中、数多の物語があれど、比較の中で存在感を示すことができる。 早く咲くか?遅く咲くか?…

出社

直近4か月、出社は月に1回程度であったが、今月から週に1回は出社することになった。まだまだ、都内のコロナ感染者は多い。出社しなくても仕事が回っているにも関わらず、出社しなければならないのは若干納得できない。 確かに対面で打ち合わせすることは、…

悩みある日々

生きることに悩みは付き物である。 悩みのない人生はつまらない。 悩みは仮想敵でも試練でもない。 思考する人間にとってはあらゆることは悩みに繋がる。 生きることは悩むことである。 悩み以上に楽しみが生きることには付き纏う。 生きることは楽しい。 そ…

梟コレクター

幼い頃から、身近にフクロウの置物が飾られていた。 それから、何となくフクロウのフォルムが好きになり、今となっては、ちょっとしたフクロウグッズコレクターになってしまった。 リビングのクッション、寝具、コースター、フクロウ関連本、絵画、フクロウ…

赤く咲く

古本屋に向かう途中の線路脇に 赤い壁のマンション前の駐車場の隅に 大学の裏門入口傍に あの赤い花は咲いていた。 ヒガンバナ・曼珠沙華

V系は自由度が高い

私が好きな音楽ジャンルは何かと聞かれたら、間違いなく「ヴィジュアル系」と答えるであろう。 興味がない人からすれば、色々と誤解のある音楽ジャンルであると思う。 見た目だけ重視で音楽性は低いとか思っている人もいるかもしれない。 しかし、それは違う…

秋薫

季節の仲介者。 ベランダの金木犀が開花した。 夜風に乗って秋の香りが部屋に入ってくる。 秋の夜長は癒される。

金木犀

日々、ベランダの金木犀の花の蕾が変化し続けている。 そして、ベランダから見下ろした道路の向こう側にも金木犀が見える。 日本には雄株しか存在しないらしい。 小さな花の存在感のある香り。 謙虚なのに気高い印象。 鮮やかな橙がベランダで薫るのが楽しみ…

今ここ

目の前のことに全力で集中することは力である。 今ここに集中して、全ての能力を捧げることは素晴らしい。 冷静さを維持し続けることは素敵なことだ。 いつだって冷静に物事に取り組めたら幸せだと思う。 今日だって、集中力を阻害する雑念や外敵と私は闘っ…

資格試験の心構え

本日、また新たな資格を取得した。 とは言っても、それほど難易度が高い資格ではない。 資格試験を取り続けることは、いつの間にか私の趣味のようなものになっている。 私には資格試験勉強に関して、1つのポリシーがある。 それは、合格点を取るのではなく…

理性を奪うものを憎む

理性を奪うもの。感情の爆発。制御の低下。 それらを助長するものの1つがアルコール。 下戸である私はアルコールが憎い。 飲み会で理性を失い奇行に興じる人を見ると萎える。 そんなわけで、私自身はもう10年以上、アルコールを口にしていない。 飲み会も約3…

数値に騙されてはならない

世の中には数値が溢れている。アンケートや測定から取得したデータを統計的手法で集計・算出・分析された数値は世間の人々に提示される。 そして、情報の発信者は自分の主張を補完するような数値データを示しながら、いかに自分の主張が正しいかを強調する。…

滑舌の問題

滑舌が悪いと仕事の上で非常に困る。 どのような仕事でもコミュニケーションは大事である。 円滑なコミュニケーションを阻害するものが滑舌の悪さである。 また、滑舌が悪いと聞く人に不安を与えたり、イライラさせたりする。 身体的な事情で滑舌が悪いのは…

思想・主張を込めぬ

政治的、宗教的な思想・主張を込めて、何かを表現することを私は好まない。 しかし、無意識に自分が持っている思想が文章に顕現されることは否めない。 何かを伝えたければ、必ず発信者の主張が顔を覗かせる。 それでも、強く自分の表現手段の中に政治色・宗…

資格

社会人になってから、数多くの資格を取得した。 しかし、直接的に仕事に役立っている資格は少ない。 しかも、仕事時間以外で勉強する必要があり、なかなか大変である。 「とある資格がないと業務に携わることができない」といった免許的な性質の資格であれば…

全てはその人が投影される

長年、サラリーマンをやってきて思う。 例え、ゴリゴリのビジネス文書であっても、その作成者のセンスが何かしらの形で投影されるということ。 どんなに客観的な事実を書き連ねたとしても、その順番であったり、節々の言語表現に作成者の想いやスキル、人生…

流星群の夜

ある夏の日、北軽井沢。 夜中に布を敷いて寝転び、満点の星空を見上げる。 流星群を眺めながら、願い事を連発する。 欲張りな私はその内、幾つの夢を叶えられたであろうか。 絵に描いたような青春の場面は今でも私の宝物である。 隣にいた君は、あいつは、皆…

バタフライエフェクトを想像する午後

急に激しい雨が窓を叩く。 鳥や虫の鳴き声や街の雑音が遥かに遠ざかり、静寂が作り出される。 風が土草の薫りを含んで鼻孔を擽る。 時々、記憶にリンクされて、切ない一時が再現される。 雨上がりと共に街は動き出す。 揚羽蝶と黒揚羽が軽々と空を目指してい…